Necessarium est parvo adsuescere.

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「ネケッサーリウム・エスト・パルウォー・アドスエスケレ」と読みます。
necessarium は「必要な」を意味する第一・第二変化形容詞、中性単数主格です。この文の補語になります。
parvo は「少ない、僅かの」を意味する第一・第二変化形容詞 parvus, -a, -um の中性・単数・奪格です。
adsuescere は「慣れる」を意味する第三変化動詞 adsuesco の不定法・現在・能動相です。
「僅かのものに慣れることが必要である」という意味です。
セネカの書簡集(123,3)に見られる表現です。
いわゆる知足の大事さを伝える表現です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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