「ノーン・エスト・ウィル・フォルティス・アク・ストレーヌウス・クゥィー・ラボーレム・フギト」と読みます。
virは「男」を意味する第2変化男性名詞、単数・主格です。
fortisは「強い」を意味する第3変化形容詞、男性・単数・主格です。
strenuusは「活発な、活気ある」を意味する第1・第2変化形容詞、男性・単数・主格です。
quiは関係代名詞、男性・端数・主格です。先行詞はis(またはille)は省かれています。
laboremは「苦しみ」を意味する第3変化名詞、単数・対格です。
fugitは「逃げる」を意味する第4変化動詞fugioの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「苦しみから逃れる者は強く活気ある男ではない」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.22.7)。
セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也