Non est vir fortis ac strenuus qui laborem fugit.

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「ノーン・エスト・ウィル・フォルティス・アク・ストレーヌウス・クゥィー・ラボーレム・フギト」と読みます。
virは「男」を意味する第2変化男性名詞、単数・主格です。
fortisは「強い」を意味する第3変化形容詞、男性・単数・主格です。
strenuusは「活発な、活気ある」を意味する第1・第2変化形容詞、男性・単数・主格です。
quiは関係代名詞、男性・端数・主格です。先行詞はis(またはille)は省かれています。
laboremは「苦しみ」を意味する第3変化名詞、単数・対格です。
fugitは「逃げる」を意味する第4変化動詞fugioの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「苦しみから逃れる者は強く活気ある男ではない」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.22.7)。

セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也
4000926357

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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