Animae dimidium meae.

  • URLをコピーしました!

「アニマエ・ディーミディウム・メアエ」と読みます。
Animae は anima,-ae f.(心、魂) の単数・属格です。dīmidiumにかかります。
dīmidium はdīmidium,-ī n.(半分)の単数・主格です。
meae は1人称単数の所有形容詞 meus,-a,-um の女性・単数・属格で、animae にかかります。
「私の魂の半分」と訳せます。自分の大切な人、友を言い表す表現です。
ホラーティウスが詩の中で友人ウェルギリウスのことをこのように表現しました(Carmina 1.3.8)。
彼を乗せる船に対し、「どうかわが魂の半分を占める人を守り給え」と歌っています。

ホラティウス全集
鈴木 一郎
玉川大学出版部
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次