Bonae leges malis ex moribus procreantur. 大道廃れて仁義あり

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語彙と文法

「ボナエ・レーゲース・マリース・エクス・モーリブス・プロークレアントゥル」と読みます。
bonaeは「善い」を意味する第1・第2変化形容詞bonus,-a,-umの女性・複数・主格で、lēgēsにかかります。
lēgēsはlex,legis f.(法律)の複数・主格で、文の主語です。
malīsは第1・第2変化形容詞malus,-a,-um(悪い)の男性・複数・奪格です。mōribusにかかります。
exは「<奪格>から」を意味する前置詞です。
mōribusはmōs,mōris m.(習慣)の複数・奪格です。
prōcreanturはprōcreō,-āre(生む)の直説法・受動態・現在、3人称複数です。
「良い法律は悪い習慣から生まれる」という意味になります。
Macrobius Theodosiusの言葉です。

言葉の解釈

解釈はいろいろ可能かと思います。たとえば、芝生に立ち入る人がいるので、「立ち入り禁止」という標語が生まれます。本当は、芝生には何も立て札がないほうがいいわけです。 この逆説については、老子の「大道廃れて仁義あり」という言葉を連想します。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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