Omnia tamquam mortales timetis, omnia tamquam immortales concupiscitis.

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「オムニア・タムクゥァム・モルターレース・ティメーティス・オムニア・タムクゥァム・インモルターレース・コンクピスキティス」と読みます。
Omnia は第3変化形容詞omnis,-e(すべての)の中性・複数・対格です。名詞的に用いられ、「すべてのものを」を意味します。
tamquam は「あたかも~のように」を意味します。
mortālēs は第3変化形容詞mortālis,-e(死すべき)の男性・複数・主格です(省略された主語vōsと性・数・格が一致)。「君たちは(<vōs>)あたかも(tamquam)死すべき状態で(mortālēs)あるかのように」。
timētisはtimeō,-ēre(恐れる)の直説法・能動態・現在、2人称複数です。
omnia は第3変化形容詞omnis,-e(すべての)の中性・複数・対格です。名詞的に用いられ、「すべてのものを」を意味します。
tamquam は「あたかも~のように」を意味します。
immortālēs は第3変化形容詞immortālis,-e(不死の)の男性・複数・主格です(省略された主語vōsと性・数・格が一致)。「君たちは<vōs>あたかも(tamquam)不死の状態で(immortālēs)あるかのように」。
concupiscitis はconcupiscō,-ere(望む)の直説法・能動態・現在、2人称複数です。
「君たちは(<vōs>)あたかも(tamquam)死すべき状態で(mortālēs)あるかのようにすべてのものを(Omnia)恐れ(timētis)、あたかも(tamquam)不死の状態で(immortālēs)あるかのようにすべてのものを(omnia)望む(concupiscitis)」と訳せます。
「君たちはまるで明日死ぬかのようにすべてを恐れ、まるで永遠に生きるかのようにすべてを求める」と意訳可能です。
セネカの『人生の短さについて』に出てくる言葉です(3.4)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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