Aurora Musis amica est. 早起きは三文の得

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Aurora musis amica

語彙と文法

「アウローラ・ムーシース・アミーカ・エスト」と読みます。
Aurōraは「あけぼの(の女神)」を意味する第1変化名詞Aurōra,-ae f.の単数・主格です。
Mūsīsは「ムーサ(学問・芸術の女神)」を意味する第1変化名詞Mūsa,-ae f.の複数・与格です(「判断者の与格」)。
amīcaは「女友達」を意味する第1変化名詞amīca,-ae f.の単数・主格です(日本語にする際は単に「友」としてよい場合が多いです)。
estは不規則動詞sum,esse の直説法・現在、3人称単数です。
「あけぼの(の女神)はムーサら(ムーサの姉妹)にとって友である」と訳せます。
学問や芸術の活動にとって早朝は仕事がはかどる時間帯である、そこから「早起きは三文の得」と同じような意味で使われることわざです。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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