Incipere multo est quam impetrare facilius.

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「インキペレ・ムルトー・エスト・クゥァム・インペトラーレ・ファキリウス」と読みます。
Incipereはincipiō,-ere(始める)の不定法・能動態・現在です。「始めることは」。
multō は「はるかに、ずっと」を意味する副詞です。faciliusにかかります。
est は不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。
quam は「~よりも」を意味します。
impetrāre はimpetrō,-āre(達成する)の不定法・能動態・現在です。「達成すること」。
faciliusは第3変化形容詞facilis,-e(容易な)の比較級、facilior,-ius(より容易な)の中性・単数・主格です。
「始めることは達成することよりはるかに容易である」と訳せます。
プラウトゥスの言葉です(Pl.Poen.974)

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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