Divitiae apud sapientem virum in servitute sunt, apud stultum in imperio.

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「ディーウィティアエ・アプド・サピエンテム・ウィルム・イン・セルウィトゥーテ・スント・アプド・ストゥルトゥム・イン・インペリオー」と読みます。
dīvitiaeは「財産」を意味する第1変化名詞 dīvitiae,-ārum f.pl.の複数・主格です(この語は複数形でのみ用いられます)。
apud は「~のもとで」を意味する対格支配の前置詞です。
sapientem は「賢い」を意味する第3変化形容詞 sapiens,-entis m. の単数・対格です。
virum は「人」を意味する第2変化名詞vir,virī m. の単数・対格です。
servitūte は「隷属状態」を意味する第3変化名詞servitūs,-ūtis f. の単数・奪格です。
sunt は「ある」を意味する不規則動詞sum,esse の直説法・現在、3人称複数です。
stultum は「愚かな」を意味する第1・第2変化形容詞stultus,-a,-um の男性・単数・対格です。この単語の次にvirum が省かれています。
imperiō は「支配権」を意味する第2変化名詞imperium,-ī n.の単数・奪格です。
「財産は賢い人のもとでは隷属状態にあるが、愚かな者のもとでは支配権の中にある(人間に対して支配権をふるう)。」と訳せます。
セネカの『幸福な人生について』に見られる表現です(Beat.26.1)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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