「アクタ・エスト・ファーブラ」と読みます。
acta はagō,-ere(行う)の完了分詞、女性・単数・主格です。fābulaと性・数・格が一致します。
est は不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。完了分詞 acta とともにagōの直説法・受動態・完了、3人称単数を表します。この文の場合「現在完了」の意味を表します。
fābulaは第1変化名詞 fābula,-ae f.(芝居)の単数・主格で、文の主語に相当します。
「芝居が行われた」というのが直訳ですが、「ひとつの芝居が演じられてもう終わった」という意味です。「芝居は終わりだ」とも訳せます。
このラテン語は文頭にPlaudite(プラウディテ)をつけた形でも知られます。
plauditeは第3変化動詞plaudō,-ere(拍手する)の命令法・能動態・現在、2人称複数で、「(諸君は)拍手せよ」となります。
一般に劇の最後に言われるセリフですが、アウグストゥスは臨終のせりふとしてこの言葉を口にしたと言われます。
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