Ubi leges valent, ibi populus liber potest valere.

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「ウビ・レーゲース・ウァレント・イビ・ポプルス・リーベル・ポテスト・ウァレーレ」と読みます。
Ubi は「~ところの場所で」を意味する関係副詞とも「~するとき」を意味する接続詞ともとれます。前者の場合、ibiは「その場所で」、後者の場合、「そのとき」を意味します。
lēgēs はlex,lēgis f.(法)の複数・主格です。
valent はvaleō,-ēre(力を持つ、力がある)の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
ibi は「その場所で」または「そのとき」を意味します。
populus はpopulus,-ī m.(国民)の単数・主格です。
līber は第1・第2変化形容詞līber,-bera,-berum(自由な)の男性・単数・主格です。populusにかかります。
potest は不規則動詞possum,posse(~できる)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
valēre はvaleō,-ēre(力を持つ、力がある)の不定法・能動態・現在です。
「法が力を発揮する所、そこで自由な国民は力を発揮することができる」、または「法が力を発揮するとき、そのとき自由な国民は力を発揮することができる」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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