Sufficit unum lumen in tenebris.

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「スッフィキト・ウーヌム・ルーメン・イン・テネブリース」と読みます。
sufficitは「十分である、足りる、間に合う」を意味する第3変化動詞 sufficioの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
ūnumは「1つの」を意味する代名詞的形容詞ūnus,-a,-um の中性・単数・主格です。lūmenにかかります。
lūmenは「光」を意味する第3変化名詞lūmen,lūminis n.の単数・主格です。
tenebrīsは「暗闇」を意味する第1変化の複数名詞tenebrae,-ārum f.pl. の奪格です。
「暗闇においては1つの光が十分である」(「が」は「で」が自然。あえて直訳調にしておきます)。
すなわち「暗闇の中では1つの光で間に合う(足りる)」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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