Sapientia perfectum bonum est mentis humanae.

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Seneca
セネカ

語彙と文法

「サピエンティア・ペルフェクトゥム・ボヌム・エスト・メンティス・フーマーナエ」と読みます。
sapientia は「知、智恵」を意味する第1変化名詞sapientia,-ae f.の単数・主格です。
perfectum は「完全な」を意味する第1・第2変化形容詞perfectus,-a,-umの中性・単数・主格です。bonum にかかります。
bonum は「善」を意味する第2変化名詞bonum,-ī n.の単数・主格です。
mentis は「心、精神」を意味する第2変化名詞 mens,mentis f. の単数・属格です。bonum にかかります。
hūmānae は「人間の」を意味する第1・第2変化形容詞 hūmānus,-a,-um の女性・単数・属格です。
「知は人間の心の完全な善である」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.89.4)。

文献案内

セネカ哲学全集〈6〉倫理書簡集II
セネカ Seneca
4000926365

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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