語彙と文法
「サピエンティア・ペルフェクトゥム・ボヌム・エスト・メンティス・フーマーナエ」と読みます。
sapientia は「知、智恵」を意味する第1変化名詞sapientia,-ae f.の単数・主格です。
perfectum は「完全な」を意味する第1・第2変化形容詞perfectus,-a,-umの中性・単数・主格です。bonum にかかります。
bonum は「善」を意味する第2変化名詞bonum,-ī n.の単数・主格です。
mentis は「心、精神」を意味する第2変化名詞 mens,mentis f. の単数・属格です。bonum にかかります。
hūmānae は「人間の」を意味する第1・第2変化形容詞 hūmānus,-a,-um の女性・単数・属格です。
「知は人間の心の完全な善である」と訳せます。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.89.4)。
文献案内
セネカ哲学全集〈6〉倫理書簡集II
セネカ Seneca
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