Quod hodie non est, cras erit.

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「クゥォド・ホディエー・ノーン・エスト・クラース・エリト」と読みます。
quodは関係代名詞、中性・単数・主格です。先行詞Idが省かれています。
hodieは「今日」を意味する副詞です。
crasは「明日」を意味する副詞です。
eritは「~がある」を意味する不規則動詞sumの直説法・能動態・未来、3人称単数です。
「今日ないものが、明日ある(生まれる)だろう」と訳せます。
ペトローニウスの『サテュリコン』に見られる言葉です(45)。

サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)
ガイウス ペトロニウス 国原 吉之助
4003212215

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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