ウェルギリウスについて

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ウェルギリウス Publius Vergilius Maro: BC 70-19

ローマを代表する詩人といえば誰もがウェルギリウスの名を一番にあげるでしょう。作品として『牧歌』(BC38-37頃)、『農耕詩』(BC29)、『アエネーイス』(BC19)の3つがあり、それぞれギリシア文学に手本があります。(1)『牧歌』はテオクリトスの『牧歌』、(2)『農耕詩』はヘーシオドスの『仕事と日』、(3)『アエネーイス』はホメーロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』といった風に。(1)牧歌、(2)教訓詩、(3)叙事詩といった3つの異なるジャンルにわたり、ギリシア文学における手本に勝るとも劣らない作品をラテン語で残しました。

『牧歌』
『農耕詩』
『アエネーイス』
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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