ウェルギリウス Publius Vergilius Maro: BC 70-19
ローマを代表する詩人といえば誰もがウェルギリウスの名を一番にあげるでしょう。作品として『牧歌』(BC38-37頃)、『農耕詩』(BC29)、『アエネーイス』(BC19)の3つがあり、それぞれギリシア文学に手本があります。(1)『牧歌』はテオクリトスの『牧歌』、(2)『農耕詩』はヘーシオドスの『仕事と日』、(3)『アエネーイス』はホメーロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』といった風に。(1)牧歌、(2)教訓詩、(3)叙事詩といった3つの異なるジャンルにわたり、ギリシア文学における手本に勝るとも劣らない作品をラテン語で残しました。
『牧歌』
『農耕詩』
- 『農耕詩』における多様性の問題
- 人間にとって技術とは何か
- すべての土地がすべてを生むことはできない
- 春の賛歌(訳)
- 農耕賛歌(訳)
- 第三巻序歌(訳)
- 愛は遠ざけるべし
- 厳格で非情な死の定め
- タレントゥムの老人
- オルペウスとエウリュウディケ
- ウェルギリウスの『農耕詩』(まとめ)