Pacem cum hominibus, bellum cum vitiis habe.

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「パーケム・クム・ホミニブス・ベッルム・クム・ウィティイース・ハベー」と読みます。
pācem は「平和」を意味する第3変化名詞 pax,pācis f. の単数・対格です。
cum は「<奪格>とともに」を意味する前置詞です。
hominibus は「人間」を意味する第3変化名詞 homō,hominis c. の複数・奪格です。
bellum は「戦争」を意味する第2変化名詞bellum,-ī n.の単数・対格です。この文では pācem とともに habē の目的語になっています。
vitiīs は「悪徳」を意味する第2変化名詞 vitium,-ī n. の複数・奪格です。cum とともに「悪徳とともに」と訳せます。
habē は「持つ」を意味する第2変化動詞 habeō,-ēre の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
直訳すると「あなたは人間と共に平和を、悪徳とともに戦いを持ちなさい」という意味になります。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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