ラテン語格言

Equo ne credite, Teucri.

「エクゥォー・ネー・クレーディテ・テウクリー」と読みます。
equōは「馬」を意味する第2変化名詞 equus,-ī m.の単数・与格です。
nē は命令法を伴い、「~するな」を意味する副詞です。
nē+命令法・現在は詩の中などに出てきます。文法書によっては本来の用法ではないと書かれていますが、実際よくお目にかかる表現です。
例) Nē frontī crēde. 見かけを信じるな。
crēditeは「<与格>を信じる」を意味する第3変化動詞 crēdō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
Teucrīは「トロイア人」を意味する第2変化名詞 Teucer,-crī m.の複数・呼格です。
「その馬を信じるな、トロイア人よ」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に出てくる表現です(Aen.2.48)。
Quidquid id est, timeō Danaōs et dōna ferentīs.(それが何であれ、たとえ贈り物をもってきても私はギリシア人を恐れる)とつづきます。

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