ラテン語格言

Fuimus Troes.

「フイムス・トローエース」と読みます。
fuimusは「~である」を意味する不規則動詞sumの直説法・完了、1人称複数です。
Troesは「トロイア人」を意味する第3変化名詞 Tros,-ois m.の複数・主格です。
「我々はトロイア人であった」と訳せます。
この文の完了時制は「今はそうではない」という事実を強調します。
トロイア戦争にてギリシャ軍に敗れたトロイアの英雄アエネーアースの言葉として作品(『アエネーイス』)に出てきます(Aen.2.325)。
この文の続きは、fuit Ilium et ingens 325
gloria Teucrorum.(フイト・イーリウム・エト・インゲンス / グローリア・テウクロールム)となります。
直訳は、「イーリウム(トロイアの別名)があった(=今はない)。そしてトロイア人の(Teucrorum)大いなる(ingens)栄光も(gloria)あった(=今はない)」。
タイトルの言葉は「栄枯盛衰」と意訳してもよいでしょう。

アエネーイス (西洋古典叢書)
ウェルギリウス 岡 道男
4876981264

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