Nobilitas sola est atque unica virtus.

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「ノービリタース・ソーラ・エスト・アトクゥェ・ウーニカ・ウィルトゥース」と読みます。
nobilitasは「高潔、気高さ」を意味する第3変化名詞、単数・主格です(nobilitas,-atis f.)。
solaは「唯一の」を意味する代名詞的形容詞solus,-a,-umの女性・単数・主格です。
unicaは「無二の」を意味する第1・第2変化形容詞 unicus,-a,-umの女性・単数・主格です。nobilitasにかかります。
virtusは「美徳」を意味する第3変化名詞、単数・主格です(virtus,-utis f.)。この文の主語です。
「美徳は唯一にして無二の気高さである」と訳せます。
ユウェナーリスの『風刺詩』に見られる言葉です(8.20)。

ローマ諷刺詩集 (岩波文庫)
ペルシウス ユウェナーリス 国原 吉之助
4003212517

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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