「パトリア・エスト・コムーニス・オムニウム・パレンス」と読みます。
patriaは「祖国」を意味する第1変化名詞、単数・主格です(patria,-ae f.)。
communisは「共通の」を意味する第3変化形容詞communis,-eの女性・単数・主格です。parensにかかります。
omniumは「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-eの男性・複数・属格です。形容詞の名詞的用法で「すべての人々の」を意味し、parensにかかります。
parensは「親」を意味する第3変化名詞、女性・単数・主格です。parensは男性名詞としても使われますが、この文の主語patriaが女性名詞なので、補語としてのparensも女性名詞と判断します。
「祖国はすべての人々の共通の親である」と訳せます。
キケローの言葉です。
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