Mors est optanda, si aliquo animum deducit, ubi sit futurus aeternus.

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「モルス・エスト・オプタンダ・シー・アリクゥォー・アニムム・デードゥーキト・ウビ・シト・フトゥールス・アエテルヌス」と読みます。
morsは「死」を意味する第3変化名詞、単数・主格です。
optandaは「望む」を意味する第1変化動詞optoの動形容詞、女性・単数・主格です。
aliquoはaliquis (m.f.) 「誰かある人」、aliquid (n.)「何かあるもの」を意味する不定代名詞の中性・単数・奪格です。この文では「どこかに」と訳します。
animumは「魂」を意味する第2変化名詞animusの単数・対格です。
ubiは英語のwhereに相当する関係副詞です。先行詞はaliquoです。
sitはsumの接続法・能動態・現在、3人称単数です。
futūrusはsumの未来分詞、男性・単数・主格です。
「未来分詞+simの変化」が従属文で用いられるとき、主文「以後」の時間を表します。
aeternusは「永遠の」を意味する第1・第2変化形容詞、男性・単数・主格です。
「死は望むべきものである、もし魂が永遠に存在できるようなどこかに、それ(死)が魂を導くのであれば」と訳せます。
キケローの『老年について』に見られる表現です(Cic.Sen.66)。

老年について (岩波文庫)
キケロー 中務 哲郎
4003361121

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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