Auro quaeaue janua panditur.

  • URLをコピーしました!

「アウロー・クゥァエクゥェ・ヤーヌア・パンディトゥル」と読みます。
aurōは「黄金」を意味する第2変化中性名詞aurum,-ī n.の単数・奪格です。
quaequeは「めいめいの、各々の」を意味する不定形容詞quisque,quaeque,quodqueの女性・単数・主格です。jānuaにかかります。
jānuaは「門、玄関」を意味する第1変化女性名詞jānua,-ae f.の単数・主格です。
panditurは「開く」を意味する第3変化動詞pandō,-ereの直説法・受動態・現在、3人称単数です。
「各々の門は黄金によって開かれる」と訳せます。「黄金の力があればどんな門も開くことができる」という意味です。「地獄の沙汰も金次第」という言葉を思い出します。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

目次