Tune ille Aeneas?

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Aeneas and Dido

「トゥーネ・イッレ・アエネーアース」と読みます。
tū は2人称単数の人称代名詞の主格です。
-ne は尋ねたい単語の後ろにつけ「~か?」を表す言葉で、疑問文を作ります。
illeは「あの」を意味する指示形容詞ille,illa,illudの男性・単数・主格です。
Aenēāsはローマの建設者とされるアエネーアースを意味します(単数・主格)。
動詞としてes(sumの2人称単数)が省かれています。
「あなたがあのアエネーアスなのか」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる表現です(Aen.1.617)。
カルタゴの女王ディードーが初めてアエネーアースに声を掛ける場面での言葉です。

Aeneas and Dido

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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