Munus Apolline dignum.

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「ムーヌス・アポッリネ・ディグヌム」と読みます。
munusは「贈り物」を意味する第3変化中性名詞、単数・主格です。
Apollineは「アポッロー」を意味する第3変化男性名詞 Apollo,-inis m.の単数・奪格です。
dignumは「<奪格>に値する」を意味する第1・第2変化形容詞dignus,-a,-umの中性・単数・主格です。
「アポッローに値する贈り物」と訳せます。
ホラーティウスの『書簡詩』(2.216)にみられる表現です。

ラテン文学を読む――ウェルギリウスとホラーティウス (岩波セミナーブックス S14)
逸身 喜一郎
4000281844

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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