語彙と文法
「フルーミナ・パウカ・ウィデース・デー・マグニース・フォンティブス・オルタ」と読みます。
flūminaは「川」を意味する第3変化名詞flūmen,-minis n. の複数・対格です。
paucaは「少ない」を意味する第1・第2変化形容詞paucus,-a,-umの中性・複数・対格です。
vidēsは「見る」を意味する第2変化動詞videō,-ēre の直説法・能動態・現在、2人称単数です。
dēは「<奪格>について」を意味する前置詞です。
magnīsは「大きな」を意味する第1・第2変化形容詞magnus,-a,-umの男性・複数・奪格です。
ortaは「生まれる」を意味する形式受動態動詞orior,-īrī の完了分詞、中性・複数・対格です。flūminaにかかります。
「(あなたは)大きな泉から生まれた少数の川を見る」と訳せます。
「大きな泉から生まれた川を見ることはほとんどない」という意味になります。
オウィディウスの『恋愛治療』に見られる表現です(Ov.Rem.97)。