Magnum pauperies opprobrium jubet quidvis aut facere aut pati.

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Magnum pauperiēs opprobrium jubet quidvīs aut facere aut patī.
「マグヌム・パウペリエース・オップロブリウム・ユベト・クゥィドウィース・アウト・ファケレ・アウト・パティー」と読みます。
magnumは「大きな」を意味する第1・第2変化形容詞magnus,-a,-umの中性・単数・対格です。
pauperiesは「貧乏」を意味する第5変化名詞、単数・主格です。
opprobriumは「恥辱」を意味する第2変化中性名詞、単数・主格です。
jubetは「命じる」を意味する第2変化動詞jubeoの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
quidvisは「誰でも、何でも」を意味する不定代名詞quivis,quidvisの中性・単数・対格です。
aut A aut Bは「AまたはB」を意味します。
facereは「行う」を意味する第3変化B動詞facioの不定法・能動態・現在です。
patiは「耐える」を意味する形式受動態動詞patiorの不定法・受動態・現在です。
「貧乏は大きな恥辱として、どんなことでも行うように、あるいは耐えるように命じる」と訳せます。
ホラーティウスの『カルミナ』に見られる表現です(Hor.Carm.3.24.42-43)。

ホラティウス全集
鈴木 一郎
4472119013

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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