Mater omnium bonarum artium sapientia est.

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語彙と文法

「マーテル・オムニウム・ボナールム・アルティウム・サピエンティア・エスト」と読みます。
māterは「母」を意味する第3変化名詞māter,mātis f.の単数・主格です。文の主語または補語です。
omniumは「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-e の女性・複数・属格です。artiumにかかります。
bonārumは「よい、すぐれた」を意味する第1・第2変化形容詞bonus,-a,-umの女性・複数・属格です。artiumにかかります。
artiumは「芸術」を意味する第3変化名詞ars,artis f.の複数・属格です。Māterにかかります。
sapientiaは「知恵」を意味する第1変化名詞、単数・主格です。文の主語または補語です。
estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。
「知恵はすべての優れた芸術の母である」、または「すべての優れた芸術の母は知恵である」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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