Contumeliam si dices, audies.

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プラウトゥス

語彙と文法

「コントゥメーリアム・シー・ディーケース・アウディエース」と読みます。
contumēliam は「暴言、侮辱」を意味する第1変化名詞 contumēlia,-ae f. の単数・対格です。
sī は「もし~するなら」を意味する接続詞です。
dīcēsは「言う」を意味する第3変化動詞 dīcō,-ere の直説法・能動態・未来、2人称単数です。
audiēsは「聞く」を意味する第4変化動詞 audiō,-īre の直説法・能動態・未来、2人称単数です。
「もしあなたが侮辱を言えば、あなたも(侮辱の言葉を)聞くだろう」と訳せます。
プラウトゥスの『プセウドルス』に見られる表現です(1173)。

文献案内

プラウトゥスの作品は京大学術出版会の翻訳で読むことができます。

ローマ喜劇集〈4〉 (西洋古典叢書)
ティトゥス・マッキウス プラウトゥス
京都大学学術出版会
プラウトゥス

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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