語彙と文法
「クゥォー・ノーン・アスケンダム」と読みます。
quōは「どこに」を意味する疑問副詞です。
ascendam の形は二通りに解釈できます。
一つは「登る」を意味する第3変化動詞 ascendō,-ere の直説法・能動態・未来、1人称単数。もう一つは同じ単語の接続法・能動態・現在、1人称単数。
前者だと「私は(今後)どこに登らないであろうか」(=これから先にもずっと登り続けるだろう)となり、後者だと「私はどこに登らないか」(登るに決まっているという自分の意志を主張)となります。
文法的には両方可能ですが、個人的には後者がよいと思います。
なお、「登る」という意味は「山に登る」ということですが、広く「困難に挑戦する」という意味で受け止めることも出来ます。