Quo non ascendam?

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語彙と文法

「クゥォー・ノーン・アスケンダム」と読みます。
quōは「どこに」を意味する疑問副詞です。
ascendam の形は二通りに解釈できます。
一つは「登る」を意味する第3変化動詞 ascendō,-ere の直説法・能動態・未来、1人称単数。もう一つは同じ単語の接続法・能動態・現在、1人称単数。
前者だと「私は(今後)どこに登らないであろうか」(=これから先にもずっと登り続けるだろう)となり、後者だと「私はどこに登らないか」(登るに決まっているという自分の意志を主張)となります。
文法的には両方可能ですが、個人的には後者がよいと思います。
なお、「登る」という意味は「山に登る」ということですが、広く「困難に挑戦する」という意味で受け止めることも出来ます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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