Ubicumque homo est, ibi benefici locus est.

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「ウビクムクゥェ・ホモー・エスト・イビ・ベネフィキー・ロクス・エスト」と読みます。
ubicumqueは「~するところはどこでも」を意味する副詞です。
homoは「人間」を意味する第3変化名詞、単数・主格です。
ibiは「そこに」を意味する副詞です。
beneficiは「善行」を意味する第2変化中性名詞beneficiumの単数・属格です。
locusは「場所、機会」を意味する第2変化名詞、単数・主格です。
「人間のいるところはどこであれ、そこには善行の機会がある」と訳せます。
セネカの『幸福な人生について』に見られる表現です(Sen.Vit.Beat.24.3)。

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
セネカ 大西 英文
4003360710

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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