「スピーナ・エティアム・グラータ・エスト・エクス・クゥァー・スペクタートゥル・ロサ」と読みます。
spīnaは「とげ」を意味する第1変化名詞spīna,-ae f.の単数・主格です。
etiam は「~さえ」を意味する副詞です。
grātaは「魅力的な、好ましい」を意味する第1・第2変化形容詞、女性・単数・主格です。主語となるspīnaと性・数・格が一致します。
ex は「~から」を意味する奪格支配の前置詞です。
quā は関係代名詞、女性・単数・奪格です。先行詞はspīnaです。
spectāturは「見る」を意味する第1変化動詞spectō,-āre の直説法・受動態・現在、3人称単数です。
rosaは「バラ」を意味する第1変化女性名詞、単数・主格です。
「とげさえ好ましい、そこからバラが見られるところのとげは」と訳せます。
意味がとりにくいのですが、「そこからバラがのぞいて見えると、とげさえ好ましく思える」と訳せるのではないかと思います。ベターな訳があれば教えてください。
プブリリウス・シュルスの言葉です。
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