語彙と文法
「ウェンテル・プラエケプタ・ノーン・アウディト」と読みます。
veneterは「腹、胃袋」を意味する第3変化名詞venter,-tris m.の単数・主格です。
praeceptaは「助言、教え」を意味する第2変化名詞 praeceptum,-ī n. の複数・対格です。
auditは「聞く」を意味する第4変化動詞 audiō,-īreの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「胃袋は忠告を聞かない」と訳せます。
セネカの言葉です(Ep.21.11)。
文献案内
セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也