Fama nihil est celerius.

  • URLをコピーしました!

「ファーマー・ニヒル・エスト・ケレリウス」と読みます。
Fāmā は「噂」を意味する第1変化名詞fāma,-ae f.の単数・奪格です。比較の構文の中で「噂よりも」と訳せます(「比較の奪格」)。
nihil が主語です。英語の Nothing と同じ意味の不完全名詞nihilの単数・主格です。
celerius は「素早い、速い」を意味する第3変化形容詞 celer,celeris,celere の比較級、中性・単数・主格です。
「噂よりも素早いものは何もない」と訳せます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメントする

目次