「ソーラ・ウィルトゥース・プラエスタト・ガウディウム・ペルペトゥウム・セークールム」と読みます。
solaは「唯一の」を意味する第1・第2変化形容詞 solus,-a,-um の女性・単数・主格です。
virtusは「美徳」を意味する第3変化名詞、単数・主格です。
praestatは「与える、保証する」を意味する第1変化動詞 prastoの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
gaudiumは「喜び」を意味する第2変化名詞、単数・対格です。
perpetuumは「永遠の、永続する」を意味する第1・第2変化形容詞 perpetuus,-a,-umの中性・単数・対格です。
securumは「安心な、安らかな」を意味する第1・第2変化形容詞 perpetuus,-a,-umの中性・単数・対格です。
「美徳だけが永続する安らかな喜びを与える」と訳せます。
セネカの言葉です(Ep.3.27.3)。
セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也