「エピストゥラ・エニム・ノーン・エールベースキット」と読みます。
Epistula は「手紙」を意味する第1変化名詞epistula,-ae f.の単数・主格です。文の主語です。
enim は接続詞で、この文では「なぜならば」と訳せます。
ērubēscit は、「赤面する」という意味の第3変化動詞 ērubēscō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「というのも、手紙は赤面しないから」と訳せます。
直にあって話すのは照れくさいことでも、手紙なら赤面せずに語ることが出来るというニュアンスでしょう。
キケローの言葉です(Epistulae ad Familiārēs.5)
主語に当たるepistulaをcharta(カルタ:手紙)とする表現も知られます(Charta nōn ērubescit.)。
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