Repetitio est mater studiorum.

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「レペティティオー・エスト・マーテル・ストゥディオールム」と読みます。
repetitioは「反復」を意味する第3変化名詞 repetitio,-onis f.の単数・主格です。
materは「母」を意味する第3変化名詞 mater,-tris f.の単数・主格です。
studiorum は「勉強、学習」を意味する第2変化名詞studium,-i n.の複数・属格です。materにかかります。
反復は学習の母である」と訳せます。
「反復」が「父」でなく「母」と呼ばれるのは、repetitioが女性名詞であること、また、「反復」が「学習」を「見守る者、育てる者」という意味を持つことによる、と解釈できます。
つまり、「反復は母のように学習を育て応援する」というイメージが喚起されます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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