Una hirundo non facit ver.

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「ウーナ・ヒルンドー・ノーン・ファキト・ウェール」と読みます。
ūnaは「一つの」を意味する第1・第2変化形容詞 ūnus,-a,-um の女性・単数・主格です。hirundōにかかります。
hirundō は「ツバメ」を意味するhirundō,-dinis f.の単数・主格です。文の主語です。
facitは「作る」を意味する第3変化動詞 faciō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
verは「春」を意味する vēr,vēris n.の単数・対格です。facitの目的語です。
「一羽のツバメが春を作るのではない」と訳せます。
類似した表現に、Flōs ūnus nōn facit hortum.(一輪の花が庭を作るのではない)があります。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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