Palleat omnis amans.

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「パッレアト・オムニス・アマンス」と読みます。
palleat は「青ざめる」を意味する第二変化動詞 palleo の接続法・能動相・現在、三人称単数です。「・・・すべし」というニュアンスを帯びます。
omnis は「すべての」を意味する第三変化形容詞、omnis の男性・単数・主格です。amans にかかります。
amans は「愛する」を意味する第一変化動詞 amo の現在分詞、男性・単数・主格です。ここでは「恋人」の意味で使われます(名詞的用法)。
「恋する者はみな青ざめた顔をせよ」と訳せます。
ローマの恋愛詩人オウィディウスの言葉で、『恋の技術』に出てくる表現です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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