Amantium irae amoris integratio.

  • URLをコピーしました!

「アマンティウム・イーラエ・アモーリス・インテグラーティオー」と読みます。
amantium は「愛する」を意味する第1変化動詞 amō,-āre の現在分詞、複数・属格です。現在分詞の名詞的用法で、「恋する者」を意味します。
īrae は「怒り、喧嘩」を意味する第1変化名詞 īra,-ae f. の複数・主格です。
amōris は「愛、恋」を意味する第3変化名詞 amor,-ōris m. の単数属格です。
integrātiō は「回復」を意味する第3変化名詞integrātiō,-ōnis f.の単数・主格です。この文の補語とみなせます。
「恋人たちの喧嘩は恋の回復(である)」と訳せます。
ローマの喜劇作家テレンティウスの言葉です(『アンドロス島の女』555)。
恋人たちは喧嘩をしながら愛を深めていくという趣旨の文脈に見られる表現です。

ローマ喜劇集〈5〉 (西洋古典叢書)
テレンティウス
京都大学学術出版会

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

コメント

コメントする

目次