Naturae debitum reddiderunt.

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Nepos

「ナートゥーラエ・デービトゥム・レッディデールント」と読みます。
nātūrae は「自然」を意味する第1変化名詞 nātūra,-ae f. の単数・与格です。reddidēruntの間接目的語です。「自然に」。
debitum は「借り」を意味する第2変化名詞debitum,-ī n.の単数・対格です。reddidēruntの直接目的語です。「借りを」。
reddidērunt は「返す」を意味する第3変化動詞 reddō,-ere の直説法・能動態・完了、3人称複数です。
「彼らは自然に借りを返した」と訳せます。自然に借りを返すとは、自然に死ぬこと、自然死で息を引き取ることを意味します。
ネポースの「英雄伝」にみられる表現です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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