Amor ex oculis oriens in pectus cadit.

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「アモル・エクス・オクリース・オリエンス・イン・ペクトゥス・カディト」と発音します。
amor は「愛」を意味する第3変化名詞 amor,amōris m.の単数・主格です。
oculīs は「目」を意味する第2変化名詞 oculus,-ī m. の複数奪格です。ex oculīsで、「目から」という意味になります。
oriens は「昇る、生まれる」の意味を持つ形式受動態動詞 orior,-īrī の現在分詞、単数主格です。amor と性・数・格が一致します。述語的に訳します。すなわち、「愛は(Amor)生まれ(oriens)」。参考まで、属性的に訳すと、「生まれる愛は」。
pectus は「胸」を意味する第3変化名詞 pectus,-toris n. の単数・対格です。前置詞inと対格が結びつけられると、「~の方へ、~の中に」という意味を持ちます。ここでは、「胸の中に」と訳せます。
cadit は、「落ちる」という意味を持つ第3変化動詞 cadō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。主語は Amor です。
「愛は目から生まれ胸に落ちる」という意味になります。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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