ラテン語格言

Ardet virtus, non urit.

「アルデト・ウィルトゥース・ノーン・ウーリト」と読みます。
ardetは「燃える」を意味する第2変化動詞 ardeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
virtūsは「美徳」を意味する第3変化名詞 virtūs,-ūtis f.の単数・主格です。
nōnは「~でない」を意味します。ūritを否定します。
ūritは「燃やす」を意味する第3変化動詞 ūrō,-ereの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「美徳は燃える。燃やさない。」と訳せます。
解釈が難しいので訳語の選択を誤っている可能性があります(たとえばardetは「輝く」とも訳せます)。ただ、自動詞と他動詞の対比が意図されていると判断し、私は以下のように解釈します。
「美徳はそれ自身が尊く、ひとり燦然と燃え輝くものである。けっして他者に直接働きかけることはないし、逆に言えば他から働きかけを受けることもない」。
そんな美徳の絶対的価値、ならびに超然としている様子がこの一文に表されていると感じます。

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