Pietas fundamentum est omnium virtutum.

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「ピエタース・フンダーメントゥム・エスト・オムニウム・ウィルトゥートゥム」と読みます。
pietāsは「敬虔」を意味する第3変化名詞pietās,-ātis f.の単数・主格です。
fundāmentumは「基礎、土台」を意味する第2変化名詞fundāmentum,-ī n.の単数・主格です。
omniumは「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-e の女性・複数・属格です。virtūtumにかかります。
virtūtumは「美徳」を意味する第3変化名詞virtūs,-ūtis f.の複数・属格です。
「敬虔はすべての美徳の基礎である」と訳せます。
キケローの表現です(Pro Plancio 12.29)。

virtūsとpietāsはローマ人がとても大切にした言葉です。この二つをかね備えた英雄がウェルギリウスの描くアエネーアースです。
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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