「ピエタース・フンダーメントゥム・エスト・オムニウム・ウィルトゥートゥム」と読みます。
pietāsは「敬虔」を意味する第3変化名詞pietās,-ātis f.の単数・主格です。
fundāmentumは「基礎、土台」を意味する第2変化名詞fundāmentum,-ī n.の単数・主格です。
omniumは「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-e の女性・複数・属格です。virtūtumにかかります。
virtūtumは「美徳」を意味する第3変化名詞virtūs,-ūtis f.の複数・属格です。
「敬虔はすべての美徳の基礎である」と訳せます。
キケローの表現です(Pro Plancio 12.29)。

virtūsとpietāsはローマ人がとても大切にした言葉です。この二つをかね備えた英雄がウェルギリウスの描くアエネーアースです。