愛– tag –
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ラテン語格言
Quare, dum licet, inter nos laetemur amantes:non satis est ullo tempore longus amor.
「クァーレー・ドゥム・リケト・インテル・ノース・ラエテームル・アマンテース・ノーン・サティス・ウッロー・テンポレ・ロングス・アモル」と読みます。 quare は「それゆえ」を意味する副詞です。 dum は「・・・する間」を意味する接続詞です。 licet ... -
ラテン語格言
Peior odio amoris simulatio.
語彙と文法 「ペーイオル・オディオー・アモーリス・シムラーティオー」と読みます。 pēior は「悪い」を意味する第1・第2変化形容詞 malus,-a,-um の比較級、女性・単数・主格です。文の補語です。主語のsimulātiōと「性・数・格が一致」します。 odiō は... -
西洋古典
Omnia vincit Amor. 愛はすべてに勝つ
京都イノブンの壁 語彙と文法 「オムニア・ウィンキト・アモル」と読みます。Omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・対格です。vincitの目的語です。vincitは第3変化動詞 vinco,-ere(打ち勝つ)の直説法・能動態・現在、3人... -
ラテン語格言
Nutritur vento, vento restinguitur ignis.
「ヌートリートゥル・ウェントー・ウェントー・レスティンギトゥル・イグニス」と読みます。 Nūtrītur は、「養う」を意味する第4変化動詞 nūtriō,-īre の直説法・受動態・現在、3人称単数です。「養われる」となります。この文では「大きくなる」という意... -
ラテン語格言
Nihil difficile amanti.
「ニヒル・ディッフィケレ・アマンティー」と読みます。nihil は英語でいえばnothing にあたる不変化名詞です。この文の主語になっています(中性・単数・主格)。補語が「困難な」を意味する第3変化形容詞 difficilis,-e の中性・単数・主格です。動詞 es... -
ラテン語格言
Nemo in amore videt.
「ネーモー・イン・アモーレ・ウィデト」と読みます。 nemo は英語の nobody と同じく「誰も~ない」という意味を持ちます。 amore は「愛、恋」を意味する第三変化名詞 amor の単数奪格です。前置詞 in が奪格形を要求しています。in amore で「恋におい... -
ラテン語格言
Nec mortem effugere quisquam nec amorem potest.
「ネク・モルテム・エッフゲレ・クゥィスクゥァム・ネク・アモーレム・ポテスト」と読みます。 nec...nec... で否定を反復します。 mortem は「死」を意味する第3変化名詞 mors,mortis f. の単数・対格です。 effugere は「避ける」を意味する第3変化動詞 ... -
ラテン語格言
Litore quot conchae, tot sunt in amore dolores.
語彙と文法 「リートレ・クゥォト・コンカエ・トト・スント・イン・アモーレ・ドローレース」と読みます。lītoreは「海岸」を意味する第3変化名詞 litus,litoris n.の単数・奪格です(「場所の奪格」)。quotはtotと呼応し「~だけ多くの」を意味する不変... -
訳と解説
「われ憎み、かつ愛す」:カトゥッルス
『ギリシア人・ローマ人のことば』(岩波ジュニア新書)の中に、カトゥッルスの残したことばとして、表題の「われ憎み、かつ愛す」(Odi et amo)が紹介されています。典拠となる85番の詩は、次の2行だけですが、簡潔な表現の中にも、深い恋愛心理の洞察...