Corvus oculum corvi non eruit.

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語彙と文法

「コルウス・オクルム・コルウィー・ノーン・エールイト」と読みます。
corvus は「カラス」を意味する第2変化名詞corvus,-ī m.の単数・主格です。
oculum は「目」を意味する第2変化名詞 oculus,-ī m.の単数・対格です。
corvī は「カラス」を意味する第2変化名詞 corvus,-ī m.の単数・属格です。oculumにかかります。「カラスの目を」。
nōn は「~でない」を意味します。ēruitを否定します。
ēruitは「引き抜く、掘り返す」を意味する第3変化動詞 ēruō,-ereの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「カラスはカラスの目を引き抜かない」と訳せます。

利害関係を共にする者同士は互いに害を与えないという意味で使われています。

 

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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