Hoc opus, hic labor est.

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「ホク・オプス・ヒク・ラボル・エスト」と読みます。
hocは「これ」を意味する指示代名詞hic,haec,hoc の中性・単数・主格です。動詞estを補って解釈します。
opusは「仕事」を意味する第3変化名詞opus,operis n.の単数・主格です。
hicは「これ」を意味する指示代名詞hic,haec,hocの男性・単数・主格です。
laborは「苦労」を意味する第3変化名詞labor,-ōris m.の単数・主格です。
estは「~である」を意味する不規則動詞sum,esseの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「これが一仕事、これが一苦労である」と訳せます。
「これがAである。これがBである」という構文ですが、指示代名詞hic,hae,hoc(これ)は、AとBの性・数・格に一致している点に注意します。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる表現です(6.129)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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