語彙と文法
「サピエンス・シビ・インペラト」と読みます。
sapiensは「賢者」を意味する第3変化名詞 sapiens,-entis m.の単数・主格です。
sibiは3人称の再帰代名詞suī(自分)の男性・単数・与格です。
imperatは「命令する」を意味する第1変化動詞imperō,-āreの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「賢者は自らに命令する」と訳せます。
余談
septem sapientesといえば「ギリシアの七賢人」をさします。アテナイの立法者ソロン、ミレトスの哲学者タレス、スパルタの民選長官キロン、プリエネの僭主ビアス、リンドスの僭主クレオブロス、ミュティレネの僭主ピッタコス、ケナイの農夫ミュソンの七人をプラトンは挙げています。