Vitia erunt donec homines.

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「ウィティア・エルント・ドーネク・ホミネース」と読みます。
vitiaは「過失、過ち」を意味する第2変化名詞 vitium,-ii n. の複数・主格です。
eruntは「~がある」を意味する不規則動詞 sumの直説法・能動態・未来、3人称複数です。
donecは「~であるかぎり」を意味する接続詞です。
hominesは「人間」を意味する第3変化名詞 homo,-minis c.(m.&f.)の複数・主格です。
donec以下には suntまたはeruntを補います。
「人間がいる限り、過ちはあるだろう」と訳せます。
タキトゥスの『歴史』(Historiae)に見られる表現です(4.74)。

The Histories (Classic Collection)
Cornelius Tacitus James Adams
1433212579

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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