「ニヒル・レクテー・シネ・エクセンプロー・ドケートゥル・アウト・ディスキトゥル」と読みます。
nihilは英語のnothingに相当する中性・単数・主格です。
recteは「正しく」を意味する副詞です。
sineは「~なしに」を意味する前置詞で奪格をとります。
exemploは「模範」を意味する第2変化中性名詞exemplumの単数・奪格です。
doceturは「教える」を意味する第2変化動詞doceoの直説法・受動態・現在、3人称単数です。
autは「または」を意味する接続詞です。
disciturは「学ぶ」を意味する第3変化動詞discoの直説法・受動態・現在、3人称単数です。
「いかなるものも模範なしに、正しく教えられることも学ばれることもない」と訳せます。
コルメッラの言葉です(De Re Rustica, 11.1.4)。
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