ラテン語格言

Desine fata deum flecti sperare precando.

「デーシネ・ファータ・デウム・フレクティー・スペーラーレ・プレカンドー」と読みます。
dēsine は「やめる」を意味する第3変化動詞 dēsinō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
fāta は「運命」を意味する第2変化名詞 fātum,-ī n.の複数・対格で、flectī の意味上の主語となります(「対格不定法」)。
deum は「神」を意味する第2変化名詞 deus,-ī m. の複数・属格 deōrum の別形です。fāta にかかります。
flectī は「変える、動かす」を意味する第3変化動詞 flectō,-ere の不定法・受動態・現在です。「変えられること」となります。
spērāre は「希望する」を意味する第1変化動詞 spērō の不定法・能動態・現在です。
precandō は「懇願する」を意味する第1変化の形式受動態動詞 precor,-ārī の動名詞precandumの奪格です。「懇願することによって」と訳せます。
「懇願することによって、神々の運命が変えられる(動かされる)ことを希望するな」という意味になります。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる言葉です(Aen.6.376)。

アエネーイス (西洋古典叢書)
ウェルギリウス
京都大学学術出版会

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