ラテン語入門– category –
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ラテン語入門
絶対的奪格
絶対的奪格(ablative absolute)とは 奪格に置かれた名詞Aとそれを修飾する語句B(名詞、現在分詞、完了分詞、形容詞など)との組み合わせで「絶対的奪格」と呼ばれる表現を作ります。AとBは主語と述語の関係に置かれます。パッと見てすぐに意味が取れな... -
ラテン語入門
ラテン語のアクセント
ラテン語のアクセント ラテン語のアクセントのルール 2音節以上からなる単語の場合、単語の後ろから数えて2つめ、ないし3つめの音節にアクセントをつける。 1音節の単語の場合 たとえば、pēs(ペース:足)や ōs(オース:口)は、その音節にアクセン... -
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動形容詞
ラテン語に独特な用法です。動詞から作られる形容詞です。 動形容詞とは 動詞でありながら形容詞の働きをする動詞、それが動形容詞です。日本語の「愛すべき友」といういい方を思い出して下さい。「愛する」というのは動詞ですが、「愛すべき」という形に... -
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代名詞的形容詞
代名詞的形容詞とよばれるもの 1. alius,-a,-ud 他の(other)2. alter,-era,-erum (2つのうち)他方の(other of two)3. neuter,-tra,-trum (2つのうち)どちらも~ない(neither)4. nullus,-a,-um 誰(何)も~ない(no)5. sōlus,-a,-um ただ1人... -
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ラテン語の第2変化名詞
第2変化名詞 第2変化名詞の最重要ポイントとは? 第1変化名詞の次は第2変化名詞を覚えましょう。 第1変化名詞の合言葉は、「ロサ、ロサエ」(単数・主格と単数・属格)。第2変化の合言葉は、「アミークス・アミーキー」と「ウェルブム・ウェルビー」。何の... -
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文法の教科書を終えた人のために:原典講読の勧め
ひととおりラテン語文法の概要がつかめた人にとって、次の一歩をどう踏み出すかについて、私なりに思うことを以下に述べます。 文法を学ぶ目的の一つは原典を読むことだと思います。ラテン語の文法自体に興味を持つ人も多いが、文法はそこそこにして原典の... -
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第3変化形容詞
第3変化形容詞 ラテン語の形容詞は、第1・第2変化形容詞と第3変化形容詞の2種類しかありません(名詞のように第4、第5変化はありません)。 形容詞としての用法は、第1・第2変化形容詞と何も違いはありません。ここで学ぶ第3変化形容詞は、そのほとんどす... -
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ラテン語学習に必要な三つの道具
ラテン語講習会では、ラテン語学習の「三つの道具」について説明しています。それは次の3つです。 1:教科書2:辞書3:翻訳 たとえば、Omnis ars naturae imitatio est. Sen.Ep.65.3を読む場合を考えてみましょう。 1と2の道具だけで、「すべてのars... -
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分詞(現在分詞・完了分詞・目的分詞・未来分詞)
分詞は動詞を元にして作られる形容詞です。ラテン語の分詞を時称に即して大別すると、現在分詞、完了分詞、未来分詞の3つに分かれます。このうち完了分詞から派生した目的分詞(スピーヌム)にも注意する必要があります。 現在分詞 現在分詞は、現在幹に-n...